岩国基地の米兵が車を盗み事故か 飲酒の疑いも 山口
- 事件・事故
- 2019年6月15日
山口県岩国市の米軍岩国基地の下士官の男が盗んだ車で衝突事故を起こしたとして、県警岩国署が窃盗と道交法違反(事故不申告)の容疑で任意捜査していることが明らかになった。男は米海兵隊の1等軍曹で、飲酒運転の疑いもある。岩国署は「任意捜査なので発表はしていない」としているが、車を盗まれた女性は「警察は事件も事故もあったことを公表し、米軍は二度とこんな事件を起こさないようにしてほしい」と訴えている。
岩国署などによると、7日午後11時ごろ、岩国市内の基地従業員の女性が、基地近くの岩国市旭町のコンビニエンスストア駐車場にエンジンキーをつけたまま自家用車を止め、店内でコーヒーを買い求めていた隙(すき)に車を盗まれ、店側が110番した。
間もなく、盗まれた車が約1キロ離れた岩国市車町の集合住宅の駐車場に突っ込み、駐車中の車2台と衝突。駆け付けた岩国署員が現場近くにいた1等軍曹を発見し、任意同行を求めたという。呼気検査でアルコールが検出され、飲酒運転の疑いでも捜査している。
岩国署は認否について「強制事件ではないので言えない」としている。女性は11日、基地内で1等軍曹から謝罪を受けたという。
毎日新聞の取材に対し、岩国基地を指揮下に置く在沖縄米海兵隊第3海兵遠征軍は「米軍はこの事案を把握し、不適切な行為に対しかけられるすべての嫌疑を深刻にとらえている。警察署と連携して対処している」とコメントした。
一言コメント
厳罰だけでは済まない話だ。
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