大魔王が女王をのみ込む! 伊藤美誠がリオ金・世界ランク1位の丁寧に大勝利!<中国OP>
- スポーツ
- 2019年6月2日
ITTFワールドツアー・プラチナ 中国オープン<5月28日~6月2日 深セン>大会5日目の6月1日、女子シングルス準々決勝が行われ、伊藤美誠(スターツ/世界ランク7位)が元世界女王、世界ランク1位の丁寧(中国)を下し、準決勝進出を決めた。
第1ゲームから白熱の試合展開となった一戦。0-1から伊藤が7本連取で7-1と大量リード。フォアハンドの強打が好調で、得意のミマパンチが炸裂。このままゲーム奪取となるかと思われたが、丁寧がまさかの10本連取で逆転し、7-11で伊藤はゲームを落としてしまう。
しかし第2ゲームから伊藤が反撃に出る。5-8でリードを許すも5本連取で逆転し、12-10で奪い返す。サービスでの立ち位置を積極的に変えて、レシーブを崩していく非常にクレバーな戦いぶりを見せる。
第3ゲームはこの戦い一番のデッドヒートに。ジュースに突入し、互いにゲームポイントを潰し合う展開になったが、伊藤にとって5回目のゲームポイントとなった17-16で、丁寧がまさかのサービスミス。18-16で伊藤が第3ゲームを取る。
第4ゲームは、強打に加えて、ストップも織り交ぜ、緩急で相手を振り回す伊藤。レシーブでも回り込んでフォアドライブを決めるなど、さらなる強気のプレーを見せて、このゲームも13-11で伊藤が取る。
ゲームカウント3-1と伊藤リードで迎えた第5ゲームは、伊藤が6-0と突き放す。ただし、このまま終わらないのが女王・丁寧で、伊藤の強打をしのいで7本連取で逆転。しかし、伊藤が7-8から3本連取で再逆転し、11-9で勝利。
多彩なサービス、そして驚異的なフォア強打で“大魔王”伊藤が、女王・丁寧を地元中国で下すという値千金の一勝を挙げた。
「1本1本取るのがものすごく難しい選手で、一点をどう取るのかすごく考えました」と試合後、伊藤は笑顔でコメント。このまま、優勝まで突き進めるか。
【ITTFワールドツアー・プラチナ 中国オープン】
<女子シングルス準々決勝>
伊藤美誠 4-1 丁寧(中国)
7-11/12-10/18-16/13-11/11-9
一言コメント
中国が射程に入ってきた!?
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