ザギトワさんの無免許運転摘発へ 来季曲目“盗用”批判も
- スポーツ
- 2019年5月21日
2018年の平昌冬季五輪優勝に続き、3月のさいたま市での世界選手権に勝利したフィギュアスケートのロシアのアリーナ・ザギトワ選手(17)。既に獲得したグランプリファイナル、欧州選手権、ロシア選手権のタイトルと合わせ主要競技の金メダルをすべて手にしたことになり、最高の形でシーズンを終えオフに入ったが、気が緩んだのか大失敗をしてしまった。
故郷のウドムルト共和国イジェフスクで無免許運転していた疑いが発覚、罰金を科される見通しとなった。地元の交通警察当局がロシア大衆紙コムソモリスカヤ・プラウダ(電子版)などに明らかにした。
シーズンを終了したザギトワさんは日本やカナダでのアイスショー出演やプロモーション活動などを終え4月末、父親の誕生日を祝うため帰郷したが、その際に故郷の田舎道で免許もないままに自動車を運転した疑いがもたれている。ザギトワさんは当時16歳でロシアでは運転免許は18歳からしか取得できない。
5月1日に自身のインスタグラムに、音楽をかけながら車を運転する動画を投稿。免許がなくても教官が同乗し、教習のための特別な車であれば許可されるが、ザギトワさんはこうした条件を満たさず、単に自分で車を運転していたようだ。動画が交通警察の目に留まったものとみられる。容疑が確定すれば、罰金額は5000から1万5000ルーブル(約8500~2万5500円)になる。
一方、ニュースサイト「ガゼータ・ルー」によると、ザギトワさんは一部心ないファンから、演技の曲の“盗用”についても批判される事態に陥っている。ザギトワさんの振付師ダニイル・グレイヘンガウスさんは既に、来シーズンの曲目として米歌手ビリー・アイリッシュの「bad guy」を使うことを明らかにしているが、ザギトワさんのライバルで同じロシアの平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワさん(19)がインタビューで同じ曲が気に入っていると話していた。
このため、ネット上で「人の曲を盗むなんてあつかましい」などとの批判が相次いだが、グレイヘンガウスさんは「メドベージェワさんのインタビューは見ていないし、曲目は前から決めていた」と反論している。
ザギトワさんは18日、17歳になったばかり。誕生日はモスクワのレストランで祝ったという。
一言コメント
気が緩みすぎたかな?
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