30年間で3300億円投資 「福岡国際空港」が事業計画
- 企業・経済
- 2019年4月28日
4月に民営化した福岡空港の運営会社「福岡国際空港」(FIAC)は、運営を担う平成31年度からの30年間に計約3300億円を投資する事業計画を明らかにした。30年間で空港の旅客数が3500万人、国内線と国際線で計100路線と、29年度よりそれぞれ46%増、約2・3倍に引き上げることを目指す。
うち令和5(2023)年度までの当初5年間に計約1150億円の設備投資をする計画。空港の活性化に向けた商業施設の建設や、旅客ターミナルビルの国内線地区と国際線地区を移動しやすくするための改良工事などを進める。
福岡市内で記者会見したFIACの永竿哲哉社長は「安全、安心で地域に信頼される空港運営をし、交流需要を増加させて地域発展に寄与する」と語り、高級ホテルの誘致などにも力を入れていく意向を示した。
一方、FIACの平成31年度決算は、売上高に当たる営業収益が505億円、純損益は65億円の赤字に陥る見通しを明らかにした。多額の設備投資が業績の重荷となる。
一言コメント
さらに利便性が増しそうだ。
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