ガスト「24日で全国1361店舗まわれば1000万円山分け」企画を中止して謝罪 「事実上不可能」と批判の声
- 企業・経済
- 2019年4月25日
すかいらーくレストランツは4月24日、ファミリーレストラン「ガスト」が始めたキャンペーンを中止したと発表しました。「24日間で全国のガスト1361店舗で飲食すれば食事券1000万円を山分けプレゼントする」という内容でしたが、単純計算でも1日当たり57店舗を訪問し続ける必要があり、事実上達成不可能な条件になっているという声が相次いでいました。
同社は「お客様からキャンペーン条件についてご意見をいただき、弊社で再考した結果、企画を中止することといたしました」と謝罪しています。
ガストが4月22日に始めた「御朱飲食帳キャンペーン」は、5月15日までの期間中にガスト全店(1361店舗)をまわり、飲食すると、ガストの食事券1000万円分を先着50人で“山分け”(1人当たり最高20万円)するというものでした。
具体的には、各都道府県別の「御朱飲食帳」をWebサイトからダウンロードし、製本したものに各店舗で飲食した証拠となるレシート(税込1000円以上)を貼り付け、東京都武蔵野市のすかいらーくホールディングス本社に持参する──という内容。「御朱飲食帳」は47都道府県の分を全て製本すると厚さ15.5センチ、重さ3.1キロになるということでした。
この企画に対し、ネットでは疑問の声が相次ぎました。達成するためには単純計算でも1日当たり57店舗、1時間当たり2.4店をまわり、各店舗で1000円以上を支払ってレシートをもらう──という作業を25日間続ける必要があります(店舗ごとの営業時間を考えると1時間当たり2.4店では足りません)。
Twitterなどでは「これは絶対無理なのでは」「実質的に不可能な条件のキャンペーンで来店を促すのは景品表示法に触れたりはしないのだろうか」といった疑問が噴出。指摘が相次いだためか、23日夜になってキャンペーンのページは削除されていました。
すかいらーくレストランツはWebサイトに掲載した告知で、「ガストというブランドが日本全国、全都道府県に1300店以上あることなどを楽しみながら知っていただきたいとの想いと、そのための話題づくりを趣旨として企画いたしました」と説明していますが、ユーザーからの意見を受けて中止を決めたとしています。
その上で「多くのお客様に混乱とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。
一言コメント
ギャル曽根でも不可能だ。
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