世界初の全自動衣類折り畳み機「ランドロイド」の開発企業が破産
- 倒産
- 2019年4月24日
seven dreamers laboratories(株)(セブンドリーマーズラボラトリーズ、TDB企業コード:051012541、東京都港区三田1-4-28、代表阪根信一氏)は、4月23日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。
申請代理人は横山兼太郎弁護士(東京都千代田区大手町1-1-2、西村あさひ法律事務所、電話03-6250-7228)ほか4名。破産管財人は上沼紫野弁護士(東京都港区虎ノ門1-15-12、虎ノ門南法律事務所、電話03-3502-6294)。
当社は、2011年(平成23年)2月創業、2014年(平成26年)7月に法人改組。睡眠サポート器具『ナステント』、カーボン製ゴルフシャフトなどの販売を行うほか、世界初の全自動衣類折り畳み機『laundroid』(ランドロイド)の開発を手がけ、大手企業と共同開発を開始し、2017年度の一般販売を目指していた。
しかし、『laundroid』の研究開発の先行投資から、設立以来赤字決算が続いていたほか、技術的な問題解決のため『laundroid』の発売を延期。大手企業から追加出資を得るも、その他の企業から予定していた出資等が難航し、2018年度中の販売も再度延期する事態に陥っていた。昨年11月には、ゴルフシャフト事業を別会社に譲渡したほか、大幅減資による累損解消を行い動向が注目されるなか、今回の措置となった。
負債は債権者約200名に対しで約22億5000万円。
なお、子会社のセブン・ドリーマーズ・ランドロイド(株)(負債は約9億3000万円)も同日破産手続き開始決定を受けているほか、当社の手がけるlaundroid事業及びナステント事業については、現在事業譲渡の交渉を進めており、交渉がまとまるまで会社の事業は継続する意向。
一言コメント
技術と経営は別モノということか…
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