女性市長、最多6人当選=水戸、長崎、大分は現職-市区町村長選など・統一選
- 政治・経済
- 2019年4月22日
第19回統一地方選の後半戦を締めくくる市区町村長・議員選は21日、投票が行われ、一部を除いて即日開票された。
女性の市長選当選者は、無投票当選の2人も含めて過去最多の6人となった。県庁所在市では、水戸市長選で現職の高橋靖氏(53)が3選、長崎市長選で現職の田上富久氏(62)が4選、大分市長選で現職の佐藤樹一郎氏(61)が再選をそれぞれ果たした。
後半戦は水戸、長崎、大分を含む59市長選や11東京特別区長選などが対象。翌日開票となる一部の区は、同日昼までに結果が確定する見通しだ。
女性の市長は、長野県諏訪市の金子ゆかり市長(60)と三重県鈴鹿市の末松則子市長(48)が告示日に無投票で当選。新潟県加茂市では新人で元市議の藤田明美氏(48)、京都府木津川市では現職の河井規子氏(63)、兵庫県芦屋市では新人で元市議の伊藤舞氏(49)、山口県周南市では新人で元県議の藤井律子氏(65)が勝利し、過去最多だった前回2015年の4人を上回った。
前回無投票だった長崎市長選は現職と3新人による争いとなり、国際会議や展示会といった「MICE(マイス)」関連施設の整備などを訴えた現職が支持を集めた。水戸、大分両市長選は、いずれも現職が共産党系の新人を退けた。投票率は水戸45.10%、長崎47.33%、大分27.72%で、大分は前回の43.58%を大きく下回った。
地域政党「大阪維新の会」が新人を擁立した大阪府池田、吹田、八尾3市長選では、池田、八尾両市で維新が勝利。一方、吹田市では現職が再選した。
11区長選のうち、北区では現職市区長で最高齢の花川与惣太氏(84)が5選、豊島区でも現職の高野之夫氏(81)が6選を果たした。5新人による混戦で与野党対決となった中央区は与党候補の山本泰人氏(70)が初当選、現職と元区議会議長の新人の一騎打ちとなった世田谷区は現職の保坂展人氏(63)が3選を決めた。
一言コメント
女性市長も増えてきたね。
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