Jヴィレッジ全面再開 原発事故から8年、活性化キックオフ
- スポーツ
- 2019年4月21日
東京電力福島第1原発事故の対応拠点となって休業し、昨年7月に一部再開した国内初のサッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉、広野両町)が20日、約8年ぶりに全面再開した。近くにJR常磐線の電車がイベント開催時に停車する臨時駅「Jヴィレッジ駅」も開業。「サッカーの聖地」が復活し、「復興のシンボル」として被災地域の活性化をけん引するための環境が整った。
Jヴィレッジは、5000人収容のスタジアム▽国内最大級の全天候型練習場▽天然・人工芝ピッチ9面▽200室のホテル――などを備え、来年3月にスタートする東京五輪の聖火リレー出発地にも決まっている。
同駅にはサッカー日本代表が今後、ワールドカップなどで優勝した際にモニュメントを飾る台座も設置された。午前8時14分に一番列車が到着すると、日本代表応援歌、歌劇「アイーダ」の「凱旋(がいせん)行進曲」が構内に流れ、乗客を迎えた。
記念式典では、運営会社社長の内堀雅雄知事が「復興五輪の聖火リレーもここからスタートし、どんな困難でも克服できるという希望の光を国内外に発信できることがうれしい。令和の時代にもこの地域のスポーツ振興、復興創生に寄与できるよう取り組む」とあいさつした。
一言コメント
令和に間に合って良かった。
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