町村議選、4分の1が無投票当選 なり手不足深刻化
- 政治・経済
- 2019年4月17日
統一地方選の121町村長選と375町村議選が16日、告示された。町村長選は、45・5%にあたる55町村が無投票になった。町村議選でも93町村が無投票になり、定数の23・3%にあたる988人が有権者の審判を受けずに当選が決まった。このうち8町村で候補者数が定数に届かない「定数割れ」に陥り、前回2015年の4町村から倍増した。
町村議選の無投票当選者の割合は、過去最高だった03年をわずかに上回った。人口減少が進む町村で、議員のなり手不足が深刻化していることが浮き彫りになった。
町村長選には全国で208人が立候補した。最も多い35町村長選が告示された北海道では21町村が無投票になった。初山別(しょさんべつ)村は12回連続の無投票だった。
町村議選で定数割れしたのは、北海道興部(おこっぺ)町(定数10)▽同厚真(あつま)町(同11)▽同中札内(なかさつない)村(同8)▽同浜中(はまなか)町(同12)▽長野県辰野町(同14)▽同山ノ内町(同14)▽愛知県幸田町(同16)▽熊本県津奈木(つなぎ)町(同10)。浜中町は定数に2人届かなかったが、いずれも欠員補充の再選挙は実施されない。
一方、今回、町村議選の候補者4775人のうち女性は577人(12・1%)で、前回の10・1%を上回り、過去最高になった。
一言コメント
これはかなり深刻だ。
コメントする