8年ぶりの選挙戦 長崎・佐世保の市長選告示
- 政治・経済
- 2019年4月15日
任期満了に伴う長崎市と佐世保市の市長選挙が14日、告示されました。長崎市長選には現職と新人のあわせて4人が立候補しました。
長崎市長選に立候補したのは届出順に無所属・新人の髙比良元さん。無所属・現職の田上富久さん。無所属・新人の橋本剛さん。無所属・新人の吉富 博久さんのあわせて4人です。
元県議の髙比良さんは従来の手法にとらわれない産業振興を目指し、県とのパイプを活かして長崎に新たな基幹産業を 創り出したいと訴えました。
「長崎が、いつの時代も自立的に邁進していける原動力となる新しい産業力・新しい力を必ず生み出して参ります。市民の皆様の受益を最大にし、負担を最小にする。市民の皆様の利益に最も奉仕することができる」(髙比良元候補)
4期目を目指す現職の田上さんはこれまで進めてきた行財政改革や町づくりの仕事など3期12年の実績を強調し、政策の継続を訴えました。
「長崎の町づくりは今50年100年に一度という非常に大事な時期を迎えています。多くの皆さんと進めてきた責任者として、それを仕上げる使命があると思っています。その仕事をぜひさせていただきたい」(田上富久候補)
長崎市議から鞍替えした橋本さんは長崎市の大型事業を見直し、次の世代を考えた町作りに変えていくと訴えました。
「ワースト1になった人口流出。財政の厳しさ。そして市民と市政が大きく離れていってしまっている。この3つの大きな脅威を打ち破っていかなければなりません。市民のための政治を取り戻して参ります」(橋本剛候補)
社会福祉法人理事長の吉富さんは大型事業を凍結し、福祉や教育の充実を訴えました。
「福祉でやらなければならないこと沢山あります。これをほったらかしてMICEであるとか市庁舎も作る。箱物ばっかり今から先、作っていく。こんな行政はやめさせなければなりません」(吉富博久候補)
一方、佐世保市長選は現職と新人の一騎打ちとなりました。立候補したのは届出順に、無所属の新人で元大学助手の田中隆治さん。無所属の現職で4期目を目指す朝長則男さんの2人です。
直前に出馬の意志を固めた田中さんは水産業の振興によって経済の活性化を図りたいとしています。
「過疎化の克服に必要なのは経済の活性化です。いかにして若い生産者人口を獲得するかです」(田中隆治候補)
4期目を目指す朝長さんはIR誘致などの人を呼び込む政策に引き続き、力を入れると訴えました。
「佐世保へ移住をしてもらい、佐世保で定住してもらい、佐世保で仕事をしてもらおうと。もう無駄なものはやめよう、新しいことをしっかりとやっていく姿勢が必要だと思っています」(朝長則男候補)
14日は長崎・佐世保・大村の3つの市で市議会議員選挙も告示されました。
投票日はいずれも今月21日で即日開票されます。
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いい人材が出てくるかな?
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