B1福岡、資金難で降格 調達無理なら退会も
- スポーツ
- 2019年4月11日
バスケットボール男子のBリーグは9日、東京都内で理事会を開き、2019~20年シーズンに向けた資格審査で今季B1(1部)のライジングゼファー福岡にB1ライセンスが下りず、条件付きのB2(2部)ライセンス交付となった。6月末の決算期までに1億8千万円の資金ショートに陥る可能性があるため。4月29日までに資金確保のめどが立たなければB2ライセンスも交付されず、B3降格やリーグ退会の可能性もある。
9日に福岡市内で会見した福岡の神田康範社長(38)によると、今季は5億4千万円で予算を編成。広告料や入場料などで約2億6千万円の収入を目指し、不足分をオーナーが広告費として出す予定だった。約1億円が入金された後、オーナーの資金調達が困難になったという。神田社長は「広告料収入も伸びず、オーナーへの依存体質を変えられなかった」と謝罪した。
主要株主の了解を得て全体の51%にあたるクラブの株を2億円で売却して資金を調達する考え。しかしめどは立たず、神田社長は「負債を抱えた状態でB3が受け入れてくれるかも分からない」と退会の可能性にも言及。現在、西地区最下位の福岡はB1全体の勝率下位4チームによるB1残留プレーオフ(PO)が確定していたが、出場資格がなくなった。
一言コメント
スポーツクラブの運営は難しい。
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