香港、約8.8兆円で人工島建設へ 住宅不足解消目指す
- 国際
- 2019年3月21日
【AFP=時事】香港当局は19日、790億ドル(約8兆8000億円)を投じて世界最大級の人工島を建設する計画を発表した。
世界で最高水準の不動産市場として知られる香港では、住宅不足の問題が差し迫っている。この解決策として特別行政区政府が提案しているのが香港最大の島、ランタオ(Lantau)島周辺の1000ヘクタールを埋め立てる計画だ。当局によると、2032年に人工島への移住を可能にすることを念頭に、2025年から埋め立てを開始する方針だ。
この人工島の建設は香港史上最高額のインフラ事業となり、建設費は香港空港(Hong Kong International Airport)の4倍に上る見込み。面積は米ニューヨークのセントラルパーク(Central Park)の約3倍。最大26万軒の共同住宅が建設され、うち70%以上が公営住宅となる予定だという。
だが、大規模な埋め立て計画をめぐっては巨額の費用や、海洋生物に害を与えるなど環境を破壊する可能性が批判されている。計画の情報公開が不足していることにも、多くの人が不満を示している。
半自治権を有する香港に対し中国政府が統制を強化する中、ランタオ島では昨年、マカオから中国本土を結ぶ世界最長とされる海上橋が開通した。【翻訳編集】 AFPBB News
一言コメント
人口も増えているということ?
コメントする