一見そっくり、でもURLが…“検察庁の偽HP”に誘導する詐欺被害相次ぐ 被害は30代女性
- 詐欺・悪徳商法
- 2019年3月21日
巧妙化する詐欺…。検察庁の偽のホームページへの誘導する新たな手口があることがわかりました。
18日午前10時45分ごろ、名古屋市中区の30代の女性の携帯電話に警察官を名乗る男から「国際的金融詐欺にあなたの口座が使われていた」などと電話がありました。
女性は身に覚えがなかったものの、男に言われた通り、インターネット上でアドレスを入力したところ、表示されたのは「検察庁」と書かれたホームページ。
さらに、「被害者認証のため」と、男の指示でホームページ上で自分の名前を入力すると名前と裁判所名などが画面に表示されたため、女性は、自分が「国際的金融詐欺」の被害にあったという男の話を信用したということです。
そして、「口座の残高を一度金融庁に送ってもらい、調査して、事件に関係ないことが分かればすぐに返します」などと言われ、中区内のコンビニATMから指定された銀行口座に現金148万円を振り込みましたが、その後、男からの連絡が途絶えました。
不審に思った女性は、再度「検察庁」のホームページにアクセスしましたが、ページはなくなっていたということです。
女性がアクセスしたのは、「検察庁」偽のサイトで、詐欺グループが相手を信用させるために巧妙に作成したものとみられています。
愛知県警によりますと、同様の被害は愛知県では去年4月から7件あり、被害者は高齢者ではなくいずれもインターネットを使いなれている30代の女性だということです。 警察は、警察官が現金を預かることはなく、巧妙化する詐欺の手口に注意を呼び掛けています。
*参考画像:愛知県警提供 今回の女性が被害にあった事件とは別のサイトです
左:本物の東京地方検察庁HP(去年11月時点のもの)
右:詐欺に使用された偽の東京地方検察庁HP(去年11月認知のもの)
一言コメント
パソコン使わない某大臣は引っかからないだろうな。
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