NZ首相、銃規制法の厳格化を明言 モスク銃乱射事件受け
- 国際
- 2019年3月17日
【AFP=時事】ニュージーランド南島のクライストチャーチ(Christchurch)のモスク(イスラム礼拝堂)で発生した銃乱射事件を受け、同国のジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は16日、銃規制法の厳格化を明言した。今回の事件の容疑者は、使用した半自動ライフル2丁を含む5丁の銃器を合法的に購入していたという。
同国の銃規制法は、1996年に同様の銃乱射事件をきっかけに銃規制を厳格化した隣国オーストラリアに比べて緩いとされる。
アーダーン首相は、オーストラリア出身で、15日に発生した事件のブレントン・タラント(Brenton Tarrant)容疑者(28)が「カテゴリーA」に分類される銃器のライセンスを2017年に取得していたと指摘。その結果、モスク2か所で礼拝する人々に向けて乱射した銃を購入できた。
また同首相は、うちいくつかの銃が殺傷能力を高めるよう改造されていたとみられると明かし、半自動ライフルの禁止を検討すると述べた。
同首相は記者会見で、「この人物が銃のライセンスを取得し、そうした種類の武器を入手したという事実だけでも、私は明らかに人々が変化を求めていると考え、それに取り組んでいく」と主張。「今の時点で一つだけ言えるのは、私たちの銃規制法は変わるということだ」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News
一言コメント
NZの銃規制がこんなに緩いとは思わなかった。
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