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森保J、「五輪代表」強化進まず…現状は“堂安頼み”か 今から間に合う“マル秘”サプライズは? 鹿島・安部、川崎・田中ら成長株の招集せよ


 東京五輪開幕(来年7月24日)まで、12日であと500日。ところが、1968年メキシコ大会の「銅」以来のメダル奪取が至上命令のサッカー男子五輪代表の強化は、全くといっていいほど進んでいない。世界で戦えるレベルにあるのはMF堂安律(20)=フローニンゲン(オランダ)=くらいで戦力不足が顕著。A代表と兼務する森保一監督(50)が頭を抱える非常事態だ。森保ジャパン発足後、A代表が世代交代を進めて快進撃を続けた陰で、なおざりにされた格好。今から間に合う強化策は限られている。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

「メダルを取ろうと思ったら、J1でスタメン、A代表でも活躍している選手でないと難しい」

森保監督は東京五輪代表の条件を挙げているが、これにかなう選手はほとんどいない。いま五輪世代でA代表でも主力といえるのは、堂安とDF冨安健洋(20)=シントトロイデン(ベルギー)=の2人くらい。

森保ジャパン発足後、A代表の方は堂安、中島翔哉(24)=アル・ドゥハイル(カタール)、南野拓実(24)=ザルツブルク(オーストリア)=の「若手三銃士」を中心に、昨年9月以降のキリンチャレンジ杯で5戦無敗(4勝1分け)。年明けのアジア杯UAE大会でも、決勝こそカタールに敗れたものの準優勝を果たした。

本田圭佑(32)=メルボルン・ビクトリー(豪州)、香川真司(29)=ベシクタシュ(トルコ)=らこれまで代表を支えてきた選手からの世代交代は、順調に進んでいるといえる。

一方、まだその全体像がみえてこないのが五輪世代だ。森保監督のもとでは昨年8-9月のジャカルタ・アジア大会男子サッカーにU-21(21歳以下)で臨んだが、メンバー構成は大学生を含む“国内組”のみだった。1次リーグでは格下のベトナムに苦杯をなめ、決勝では韓国に敗れた。

東京五輪に出場できるのは、大会時点で23歳以下(正確には1997年1月1日以降生まれ)の選手。実は“若手三銃士”のうち当てはまるのは堂安だけで、中島と南野は3人までのオーバーエージ(OA)枠でなければ招集できない。

本田や長友佑都(32)=ガラタサライ(トルコ)=もOA枠での出場に意欲を示しているが、今のところ実現するかは全くの未知数だ。

森保監督がA代表と五輪代表の監督を兼務しているのは、2000年シドニー五輪と02年W杯日韓大会の指揮を掛け持ちしたフィリップ・トルシエ監督に次ぎ、史上2人目。しかし、せっかくの兼務の利点があまり発揮されていないのが現状だ。

A代表は今月22日のコロンビア戦(日産ス)、26日のボリビア戦(ノエスタ)を皮切りにキリンチャレンジ杯4試合に臨む。14日には今月2試合のメンバー発表を控えている。南米選手権(6月14日開幕)にも出場する予定。ここにあえて成長途上の五輪世代の若手を抜擢し、世界的な強豪との対戦を通して急成長を図ることが、五輪代表強化最後のチャンスだろう。A代表と五輪代表の兼任監督だからこそ、スムーズに事を運ぶこともできる。

おりしも、キリンチャレンジ杯や南米選手権は、海外組の招集に各所属クラブから「NO」を突きつけられ難航中。いっそのこと、若手招集に切り替える手もある。メンバー発表を14日に控え、サプライズ招集について森保監督は「う~ん、考えてみます」とかわしている。

望みのある選手がいないわけではない。

鹿島のMF安部裕葵(ひろき、20)は、突破力のあるサイドアタッカーでブレーク必至。171センチと小柄だがスピードがあり、昨年末のクラブ・ワールドカップ(W杯)では強烈なシュートを放って世界から注目を浴びた。昨季はJリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞した。

また、森保監督は今月10日、J1の横浜-川崎戦(日産ス)を視察し、「いい試合を見られた。新たに可能性のある選手を見ることができた」と満足げだった。

日本代表MF大島が故障で先発を外れたため、代役で出場した川崎MF田中碧(あおい、20)が活躍。前半4分、元ブラジル代表で12年ロンドン五輪得点王の新助っ人、FWレアンドロ・ダミアン(29)へスルーパスを送って先制アシストを決めた。

ダミアンは「アオイはすごく能力が高い選手だ。練習でもずっとよかった」と絶賛。鬼木達監督(44)も「ボールを奪えるし、配球(パス)もできる。自信を持って使える」と高く評価している。

五輪からスターになった選手は多い。00年シドニー五輪では中田英寿氏が大車輪の活躍。08年北京大会では本田、長友、香川、岡崎(レスター)らが五輪で活躍した。東京五輪はもう目の前まできている。メンバー選びもまったなしだ。

夕刊フジ

 

 

一言コメント
厳しいだろうが、やるしかない。


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