新元号、菅官房長官が発表=4月1日決定後直ちに
- 政治・経済
- 2019年2月17日
政府は16日、平成に代わる新元号について、4月1日に決定した後、速やかに菅義偉官房長官が記者会見で発表する手続きを固めた。
1989年の前回改元時も当時の小渕恵三官房長官が会見で発表した。この段取りに従い、今回も政府のスポークスマンが公表するのが望ましいと判断した。
新元号の選定手続きに関し、政府は8日の検討会議(議長・菅長官)で平成改元時の手続きを踏襲することを確認したが、発表者は決まっていなかった。政府関係者によると、安倍晋三首相が菅長官による発表を了承した。
前回改元時は89年1月7日に小渕氏が会見で「平成」と書かれた額縁を掲げた場面が話題になった。「平成」の文字は書家でもあった総理府(現内閣府)の専門職員が揮毫(きごう)した。今回も肉筆の新元号を掲げる方向で、具体的な発表形式を調整している。首相が筆を執る案も浮上したが、首相の判断で前回同様に専門職員が記す。
4月1日は菅長官が有識者による「元号に関する懇談会」を開いて意見を聴取。衆参両院の正副議長の意見も踏まえて全閣僚会議で協議し、閣議で改元の政令を決定、直ちに菅長官が会見に臨む。全体で所要2時間程度を見込むが、当日の国会日程に左右されるため、具体的な時間は定まっていない。
政府は新元号を公表直前に天皇陛下と皇太子さまに報告する。天皇の政治関与を禁じた憲法4条に抵触しないよう意見は求めない。皇太子さまが新天皇に即位する5月1日午前0時に新元号を定める政令が施行され、改元する。
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発表はぶっつけ本番?
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