森保ジャパン、エース大迫の2発と原口弾で決勝へ! イランとの大一番を制してアジア王者奪還に王手
- スポーツ
- 2019年1月29日
日本代表は28日、アジアカップ2019準決勝でイラン代表と対戦し、3-0で勝利した。この結果、日本は優勝した2011年大会以来、2大会ぶりの決勝進出を決めた。
2大会ぶり5度目の戴冠へ邁進する日本が、FIFAランキングでアジア最上位の29位に位置するイランと対戦。日本を率いる森保一監督は、1-0で勝利した準々決勝のサウジアラビア戦から北川航也に代えて負傷明けの大迫勇也を1トップで起用する1点を変更した。
先にチャンスを迎えたのは日本で17分、柴崎の左CKからファーサイドの吉田麻也がヘディング。このシュートは枠を捉えることができない。さらに19分には右サイドを崩すと、最後はボックス左の堂安律が左足でシュート。しかし、これはわずかに枠の右にはずれた。
逆に22分には日本がピンチを迎える。ボックス右に進入してきたアズムンに柴崎が交わされてシュートに持ち込まれる。枠の右を捉えた決定的なシュートだったが、これはGK権田修一が左足一本のビッグセーブを披露し、得点を許さない。
ハーフタイムにかけては攻撃の色を強めたイランがフィジカルに強さを全面に押し出してくるが、身体を張った守備と集中を維持した日本が得点を許さず、0-0のまま前半を終えた。
迎えた後半、日本は56分に試合の均衡を崩す。柴崎の縦へのボールをさばいた大迫のパスに南野が反応。ボックス左で仕掛けた南野は相手との接触で倒れるも、ノーファウルに。イラン選手陣が主審にシミュレーションを主張する中、インプレーとなっていたことを見逃さなかった南野がすぐさま立ち上がって左サイドでクロス。中央でフリーとなっていた大迫がヘディングシュートを叩きこみ、相手の隙を突いた日本が先行した。
先制した日本だが、直後には負傷した遠藤航がプレー続行不可能となり、ストレッチャーに乗せられてピッチを後に。森保監督は代わりに塩谷司を送り出す。61分にはジャハンバフシュに直接FKを枠に飛ばされたが、ここもGK権田がファインセーブでゴールを死守する。
すると日本は64分、ボックス左で仕掛けた南野のクロスにDFプーラリガンジの手が当たる。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)での判定の結果、日本にPKが与えられる。このPKを大迫が冷静にゴール右に決めて、日本がスコアを2-0とした。
その後、リスクを冒して攻めてきたイランに苦しむも、最後まで気迫の守備でゴールを許さず、アディショナルタイムにはボックス左に進入した原口元気がダメ押しの3点目を奪取。日本はそのままシャットアウトし、完勝した。一方、43年ぶりの決勝進出を狙ったイランは2012年11月のブラジル・ワールドカップ最終予選ウズベキスタン代表戦以降、アジア勢に39試合無敗だったが、見事に森保ジャパンが土をつけた。
アジア王者奪還に王手をかけた日本は、2月1日に行われる決勝でカタール代表vs UAE代表の勝者と優勝を懸けて戦う。
■試合結果
イラン代表 0-3 日本代表
■得点者
イラン:なし
日本:大迫勇也(56分、67分)、原口元気(90+1分)
一言コメント
勢いに乗ってきたんじゃない?
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