中島翔哉、カタール・アルドゥハイルへ 移籍金44億円で合意!
- スポーツ
- 2019年1月29日
サッカー日本代表MF中島翔哉(24)=ポルトガル1部ポルティモネンセ=がカタール1部のアルドゥハイルに完全移籍することが28日、確実になった。カタールのサッカー関係者によると、移籍金は3500万ユーロ(約44億円)で日本人の移籍金の史上最高額になる。さらに、早ければ今夏にもフランス1部のパリSGへの移籍の可能性もあるという。
日本が誇るアタッカー中島が昨季のカタール王者に移籍することが決定的になった。カタール関係者によると、潤沢な資金を持つアルドゥハイルは、年俸350万ユーロ(約4億4000万円)、移籍金3500万ユーロ(約44億円)以上を用意し、契約が残るポルティモネンセと交渉。クラブ間で合意に達したという。44億円は中田英寿が01年7月、イタリア1部ローマから同パルマに移籍した約32億円を超える日本人最高額になる。
中島は17年8月、ポルティモネンセへ移籍し、29試合10得点を挙げる活躍を見せた。今季はここまで13試合5得点。さらに評価を上げ、この冬にはパリSG、ポルトガル1部のポルト、プレミアリーグのサウサンプトン、ウルバーハンプトンなどが興味を示していた。移籍金などで折り合わず、移籍には至らなかった。
この関係者によると、中島は将来的には欧州のビッグクラブでのプレーを目指しており、アルドゥハイルはステップアップできるチャンスがある。中島を追いかけているパリSGはカタール人のナセル・アル・ヘライフィーがオーナー。アルドゥハイルともつながりがあり、早ければ今夏、または来年1月にも、中島獲得に動く可能性があるという。
22年W杯が開催されるカタールで、アルドゥハイルは2連覇中の強豪。今年からマンチェスターU前監督のモウリーニョ氏の名参謀として知られるポルトガル人のファリア監督(43)が指揮を執る。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグは、日本代表DF塩谷司(30)が所属するアルアイン(UAE)と同組に入っており、中東で日本人対決も実現する。
中島はアジア杯の日本代表に選ばれUAE入りしたが、右ふくらはぎの負傷で今月5日に離脱した。現在はポルティモネンセでリハビリし、復帰は間近。契約の細部が詰まれば、近くカタールでメディカルチェックを受け、正式契約することになる。
◆アルドゥハイル 1983年設立。本拠地はアブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム(収容1万人)。2009年にカタール1部リーグに昇格し、「レフウィヤ」と改名。17年にアルジャイシュと合併し、現在の名前に。1部リーグ6度優勝。1部リーグは12クラブで構成。アルサッドには元スペイン代表MFシャビが、アルガラファには元オランダ代表MFスナイデルが在籍。
◆中島 翔哉(なかじま・しょうや)1994年8月23日、東京・八王子市生まれ。24歳。東京Vの下部組織を経て、2012年9月に2種登録でJ2デビュー。同10月にプロ契約。14年にF東京へ完全移籍後、富山へ期限付き移籍。同8月に復帰。17年8月からポルティモネンセに期限付き移籍し、18年5月に完全移籍。16年リオ五輪では代表の背番号10番として3試合に出場。森保ジャパンでも負傷離脱した今大会まで10番を背負った。日本代表通算6試合2得点。164センチ、64キロ。既婚。
一言コメント
金額が半端ない!!
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