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鹿島 レアルにリベンジならず…ベールにハット許し1―3完敗


 ◇クラブW杯準決勝 鹿島1―3レアル・マドリード(2018年12月19日 UAE・アブダビ)

サッカーのクラブ世界一を決めるFIFAクラブW杯は19日、準決勝が行われ、アジア王者の鹿島(日本)が欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)と激突。FWベールにハットトリックを許すなど1―3で敗れ、22日の3位決定戦へと回ることになった。

鹿島は準々決勝のグアダラハラ戦からスタメンを2人変更。MFレアンドロとDF内田篤人が外れ、代わりにDF西大伍とグアダラハラ戦途中出場でゴールを決めた注目の19歳FW安部裕葵が先発した。

鹿島は試合開始序盤からプレスの緩い相手に対し攻勢に出ると前半2分、MFセルジーニョが強烈ミドル。これはGKクルトワに弾かれるも右CKを獲得。このチャンスにMF遠藤が鋭いクロスを送り、DF昌子がニアサイドに飛び込むとボールはファーサイドに流れチャンス到来。しかし、フリーでいた2選手にはわずかに合わず。そのまま枠の外へと外れてしまった。

中盤までは主導権を握ったものの、その後は大きなチャンスは作れず。すると30分過ぎから徐々にレアルペースとなり、前半終了間際、DFマルセロとのワンツーからエリア内に進入したFWベールに左足でネットを揺らされ失点。1点ビハインドで後半へ折り返す。

後半開始頭から鹿島はDF内田を投入。反撃を試みるも後半8分に痛恨のミス。味方のバックパスに反応したベールと競り合ったDFチョン・スンヒョンが処理を誤り、こぼれ球をそのままベールに拾われ無人のゴールへと流し込まれた。

落胆する鹿島イレブンに欧州王者は容赦なく襲いかかる。同10分、マルセロがペナルティエリア手前中央から左サイドのペールに浮き玉のパス。これをベイルが左足で豪快に突き刺しハットトリックを達成した。

3点を追いかける展開となった鹿島は同33分、MFレオシルバがDFラインの裏へ浮き球のパス。これを遠藤が頭で折り返すとFW土居が右足で押し込む。判定は一時オフサイドとされたがVAR検証によって正式にゴールが認められ、1点を返す。

鹿島はここでMFレアンドロを遠藤に代えて投入。さらに反撃を試みるも1―3で試合終了。16年大会の決勝でも敗れたレアルに“リベンジ”ならず。22日の3位決定戦では南米王者のリーベルプレートと対戦することになった。

▼鹿島・昌子の話 本当に悔しいです。本当に力の差を感じました。(レアル・マドリードの選手は)一人一人、基本的なことが上手いなと思うし、それを埋めるには相当な努力が必要だと改めて痛感しました。

スポニチアネックス

 

 

一言コメント
まだ3位決定戦がある。


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