小川・福岡知事、3選出馬へ態度留保 「できる限り早い時期に」
- 政治・経済
- 2018年12月11日
福岡県の小川洋知事は10日、県議会12月定例会の代表質問で、来年春の知事選への立候補について「県民、各界から寄せられている声を十分に踏まえ、できる限り早い時期に決めたい」と述べ、態度を留保した。公明党県議団の田中正勝氏の質問に答えた。
小川氏は現在2期目。質問で田中氏は「本県には、まだまだ多くの課題が山積している。3選に対する率直な見解を聞かせてほしい」などと質問した。
小川氏は「成果は着実に上がってきている。一方で豪雨災害からの復旧・復興をはじめ、スピード感を持って取り組んでいかなければならない課題も多い」と述べるにとどめた。
今議会の代表質問で、最大会派の自民党県議団は、出馬を問う質問を見送った。小川氏の県政運営に、厳しい見方が広がっているからだ。
自民党福岡県連は9日、知事選の推薦候補者を選ぶ選挙対策委員会を北九州市で開き、選考に当たって現職の小川氏を優先しない方針を決めた。
具体的な対立候補や立候補表明者がいない中で、過去2回の選挙で支援した現職を選考で優先しないのは、異例といえる。
非公開の会合後、選対委員長の大家敏志参院議員は「小川氏に対し、厳しい意見が多かった。開かれた形で候補者を絞り込みたい」と話した。自民党県連は、年内に候補者を1人に絞る。
一言コメント
ほかに候補がいるのかな?
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