ブッシュ元米大統領の国葬、「最高の父」と長男ブッシュ氏が追悼
- 国際
- 2018年12月6日
ワシントンで5日、米国の第41代大統領、ジョージ・ハーバート・ ウォーカー・ブッシュ元大統領の国葬が厳かに行われた。長男で第43代大統領のジョージ・W・ブッシュ元大統領は、弔辞の最後に「息子や娘にとって最高の父親だった」と、こみ上げる涙をこらえながら父をたたえた。
長男のブッシュ氏は星条旗に覆われた父のひつぎを指で2回コツコツとたたいてから、ワシントン大聖堂の祭壇に立った。「誠実に公務を行い、勇気のあるリーダーとなり、国民への愛をもって行動する大統領になるとはどういうことか、父は私に示してくれた」と、追悼の辞を述べた。
葬儀にはトランプ大統領や、民主党のオバマ、クリントン、カーター元大統領も参列。トランプ大統領に弔辞の依頼はなかった。
メラニア夫人と共に参列したトランプ大統領は、オバマ前大統領およびミシェル夫人と握手したが、クリントン夫妻とカーター夫妻へのあいさつはなかった。喪主のジョージ・W・ブッシュ氏は、トランプ大統領のほか参列した歴代大統領全員にあいさつした。ポケットから何か小さな物を取り出してミシェル夫人に手渡すと、夫人から笑みがこぼれた。
原題:George W. Bush Eulogizes ‘Best Father’ at Solemn State Funeral(抜粋)
一言コメント
存在感の強い大統領だった。
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