<千葉>日本語学校理事長殺害 住民「早く解決を」
- 事件・事故
- 2018年11月29日
高層マンションの最上階で何があったのか--。日本語学校を経営していた千葉県佐倉市の岩井二郎さん(75)が殺害された事件は、学校関係者に衝撃を与え、マンションの住人たちに不安が広がった。
28日、同県船橋市湊町2の日本語学校「インターナショナルスクール船橋」では、登校した留学生たちに理事長を務める岩井さんが亡くなったことが学校側から伝えられた。
出勤した非常勤の女性講師は「朝、事件を知ってびっくりした」と話した。ネパール人の男子学生(23)は「入学式で『学生は意識を持って頑張ってくれ』と演説していた。亡くなったことは信じられない。残念だ」。ネパール人の女子学生(26)は「声が大きく、いつも元気だった。『頑張ってください』と、いつも良いことを話していたのに」とうつむいた。学校関係者によると、岩井さんが学校を訪れたのは22日が最後になったという。
事件現場となった京成ユーカリが丘駅近くの高層マンション(244戸)は防犯カメラが設置され、24時間管理のセキュリティーセンターもある。岩井さんは29階の一室で1人暮らしだった。
住人の50代の会社員女性は「マンション入り口のオートロックのドアから入る時に、後ろからついてきて一緒に入ってきても、不審人物かどうかわからない」と不安がった。50代の主婦は「事件があったと聞いて、とても驚いた。早く解決してほしい」と願うように話した。
岩井さんの駐車スペースの近くに車を止めているという40代の女性は1週間くらい前に、岩井さんの車内灯がつけっ放しになっているのに気づいて管理会社に連絡した。だが、消えることがなかったので再び尋ねると、「(岩井さんに)何回も連絡しようとしたが、連絡がとれない」と返事があった。女性は「何度か駐車場で会った。足が悪くていつもつえをついていた。あいさつを交わしたが、穏和な人だった」と話した。
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