和毅 涙の3年ぶり世界奪取「長かった」 長兄・興毅「亀田家大復活や!」
- スポーツ
- 2018年11月13日
◇ボクシングWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定12回戦 同級2位・亀田和毅―同級1位アビゲイル・メディナ(2018年11月12日 東京・後楽園ホール)
両目は潤んでいた。亀田3兄弟の末弟で元WBO世界バンタム級王者の和毅(27=協栄)がアビゲイル・メディナ(30=スペイン)に最大6ポイント差をつけての3―0判定勝ち。2人の兄に続いて2階級制覇を果たした。日本人王者の複数階級制覇は14人目、3兄弟そろっての2階級制覇は史上初の快挙となった。
「相手は世界1位でパンチ力があって、最後まで勇敢に前に出てきた。きつかったけど、おやじ、お兄ちゃん(長兄・興毅氏)、大ちゃん(次兄・大毅氏)の声が聞こえて乗り越えることができた」と3年ぶりの世界王座戴冠をかみしめた。
苦節3年。3年前の15年5月、WBA世界バンタム級王者のマクドネルと対戦するため、WBO世界同級王座を返上。しかし、2連敗を喫し、1階級上げての2階級制覇となった。世界戦もそれ以来となり「ずっと日本でできなくて長かった」としんみり。世界で初めて3兄弟そろっての偉業に、興毅氏は「亀田家、大復活や!亀田家、最高~!」と勝どきを響かせた。
一言コメント
諦めずによく頑張った。
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