セッションズ司法長官更迭=ロシア疑惑捜査に影響も―米
- 国際
- 2018年11月8日
【ワシントン時事】トランプ米大統領は7日、セッションズ司法長官の辞任を発表した。
米メディアが伝えたセッションズ氏の辞表によると、辞任はトランプ氏の要請によるもので、事実上の更迭。トランプ氏はかねて、ロシアによる米大統領選介入疑惑の捜査をめぐりセッションズ氏への不満を表明しており、長官交代が捜査に影響を及ぼす可能性もある。
トランプ氏はツイッターに「セッションズ氏に感謝し、幸運を祈る」と投稿するとともに、ホワイテーカー司法長官首席補佐官が代行を務めることを明らかにした。正式な後任長官の候補は「後日発表する」としている。
セッションズ氏は、長官就任前に当時の駐米ロシア大使と接触していたにもかかわらず、その事実を議会に報告しなかったことが問題視され、司法省が所管するロシア疑惑捜査の担当から外れた。トランプ氏はこの決定を「前もって伝えられていれば、別の人物を(長官に)選んでいた」などと批判していた。
モラー特別検察官が指揮するロシア疑惑捜査は、セッションズ氏に代わりローゼンスタイン司法副長官が統括してきた。トランプ氏はローゼンスタイン氏もしばしばやり玉に挙げており、司法省ナンバー2の同氏を長官代行に起用しなかった背景には、疑惑捜査を「魔女狩り」と非難する大統領の不満があるという見方もできる。
一言コメント
次は誰が辞めるんだろう。
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