「いい家庭を」絢子さまきょう結婚式、恩師らが祝福
- 政治・経済
- 2018年10月29日
高円宮家の三女、絢子(あやこ)さまと日本郵船勤務、守谷慧(けい)さん(32)の結婚式が29日、東京・代々木の明治神宮で行われる。幼いころから音楽に親しみ、スポーツに打ち込まれた絢子さま。ご成長を見守ってきた恩師らは、絢子さまの門出を祝福した。
「私も弾いてみたい」
チェロを愛した父、高円宮さまが宮邸で寺田義彦さん(61)のレッスンを受けられているうちに、幼稚園児だった絢子さまが自ら望まれ、寺田さんの指導が始まった。絢子さまの練習中、高円宮さまがこっそり部屋に入り、即興で伴奏されることもあった。
「絢子がお父さまのチェロを使えるようになるまで教えてください」
高円宮さまが平成14年に薨去(こうきょ)された際、寺田さんは久子さまからこう頼まれた。12歳の絢子さまは子供用チェロを使っていたが、その後、父の遺品を引き継ぎ、大学時代まで愛用された。同じくチェロを弾く天皇陛下が、高円宮さまに譲り渡されたものだった。
寺田さんは「ご家族で演奏すると、絢子さまは低音部を担当し、主旋律を引き立ててこられた。結婚後は守谷さんに支えてもらい、いい家庭を築いていただきたい」と願いを込めた。
学習院女子中・高等科で4年間、絢子さまの学年担任を務めた駒田由美子さん(61)は「明るく活発で、スポーツがお得意だった」と振り返る。
絢子さまは高等科の3年間、臨海学校で遠泳に挑戦する中等科2年の後輩たちを指導する「助手」を務められた。「一緒に海で泳ぎ、励ましの声をかけられていた。後輩から慕われるリーダー的な存在だった」(駒田さん)
文化祭では会計責任者に立候補するなど、学校行事にも積極的に関わられた。「周囲の人の意見もしっかり聞ける方。皇族として培った品格を生かし、新たな家庭をスタートしていただきたい」。駒田さんはこうエールを送った。
一言コメント
順調に事が運んでよかった。
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