「JSA地雷除去」公式終了…25日までに兵力と警戒所撤収
- 国際
- 2018年10月22日
板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)の非武装化に向けた地雷除去作業が20日、公式に終了した。
南北は先月9日採択した板門店宣言の履行に向けた軍事分野合意書を通じ1日から始めたJSA地域の地雷除去作業を20日までに終わらせることにしていた。
南側は前日に地雷除去作業を事実上終え、北側もこの日までに作業を終わらせたという。
これまで進められたJSA地域の地雷除去作業で北側は5個程度を見つけて爆破したという。JSA南側地域で地雷は見つからなかった。
国連軍司令部はすでに南北のJSA地雷除去作業を検証しており、次の段階の手続きを支援するという立場を明らかにした。
国連軍司令部は前日配布した報道資料で「韓国合同参謀と緊密に協調し板門店宣言履行に向けた軍事分野合意書(内容)のひとつでこれまで板門店で行われた地雷除去作業を検証した。軍事合意書の追加的実質措置を履行するための南北間の次の段階を支援する」と説明した。
地雷除去作業が公式終了したことから、今週からはJSAの警戒所、兵力、火気撤収作業が進められる。この作業は今月中に終えられるものとみられる。9・19軍事合意書には南北と国連軍司令部の3者は地雷除去が完了した時から5日以内に双方の警戒所と人員、火力装備をすべて撤収するとなっている。この合意書に基づき25日までに撤収しなければならない。
JSAに設置されたカメラなど監視装備は撤収するも、新たに設置される警戒所周辺には監視装備が設置される予定だ。
JSA内の警戒所は北側に5カ所と南側に4カ所ある。JSA北側地域「板門店橋」の終端に南側警戒所が設置され、板門店進入路の南側地域には北側警戒所が新たに設置される。短機関銃とAK-47小銃、拳銃などもすべてJSA外に搬出される。
南北と国連軍司令部は近く会議を開きJSA非武装化措置検証手続きと非武装化完了後に適用される共同管理機関の構成と任務、共同管理機関の運営方式などを協議するという。
一言コメント
外堀埋まったら、次は内堀だ。
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