異例の10連休、子どもへの影響に不安視も 来年のGW
- 政治・経済
- 2018年10月13日
皇太子さまの即位に伴う休日で、来春のゴールデンウィーク(GW)が10連休になる見通しとなった。異例の長期休暇は、どんな影響があるのか。
内閣府によると、来年は皇太子さまが即位する5月1日を祝日とするため、4月27日から5月6日までの10連休となる。10連休は祝日法が定められた1948年以降、最長とみられるという。
予想されるのは海外旅行の増加だ。旅行大手各社からは12日、歓迎の声が上がった。
「今までGWでは出かけにくかった遠方への旅行客が増えるでしょう」。日本旅行(東京)の広報担当者は、こう期待感をにじませた。同社ではすでに来年のGWに出発し、添乗員が同行するヨーロッパツアーを前年比1・5倍に増やして6月下旬に発売したが、例年よりも速いペースで申し込みがあるという。JTB(東京)にも、来年のGW中に出発する海外旅行の予約が例年の2倍ほど入っているという。
一方、東京駅から新幹線で1時間弱の温泉地、静岡県熱海市。「熱海後楽園ホテル」の広報担当者は「例年より休みが増え商機が広がるかもしれないが、首都圏からは海外をはじめ遠くに出かける人が増える可能性がある」と複雑な思いを口にした。
福祉系の大学に勤める50代の教員は学生に、大型連休を利用したボランティアを勧める。「まとまった休みは貴重な機会。被災地に入るとか、普段なかなか行けない周辺の地域に手伝いに行ってみるとか、何かしら挑戦してみてほしい」
「夏休みの4分の1」という長さの大型連休が、子どもの心身に影響を与えるのではと不安視する声もある。都内の公立中に勤める30代の男性教諭は「新学年になり、ようやく気持ちが乗ってきたかなという頃だ」として、「長く休むことで精神面や体調面で不安定になる子どもが出てこないか心配」と話した。
一言コメント
観光地にはうれしい話だ。。
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