失踪前に「刃物の絵文字」 インターポール総裁、辞意を表明
- 国際
- 2018年10月8日
【AFP=時事】国際刑事警察機構(インターポール、Interpol、ICPO)は7日、先月25日から行方不明となっている中国出身の孟宏偉(Meng Hongwei)総裁から辞意の表明を受けたと発表した。これに関連し中国政府は同日先に、孟氏が「違法行為を犯した」疑いがあるとして、取り調べが行われていると明かしていた。
インターポールの発表によると、孟氏の辞任は「即時発効」し、韓国出身のキム・ジョンヤン(Kim Jong Yang)副総裁が総裁代行を務めるという。
中国人として初めてインターポール総裁に就任した孟氏は、先月25日に同機構の本部があるフランス・リヨン(Lyon)から中国に向かって以来、消息を絶っている。
孟氏の妻によると、その日同氏からソーシャルメディア上で「自分からの電話連絡を待つ」ようにとのメッセージを受信。その後同氏から「刃物の絵文字」が届き、妻は夫の身を案じていると話している。
中国政府は、フランス当局が5日に孟氏の失踪を発表した後も口を固く閉ざしていたが、7日になってようやく、同氏に対し「違法行為を犯した疑いで取り調べが行われている」との1行の声明文を出していた。【翻訳編集】 AFPBB News
一言コメント
中国らしいパターンだ。
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