強い台風21号は日本海を北上 北日本は暴風・大雨に厳重警戒
- 政治・経済
- 2018年9月5日
台風21号は依然として強い勢力で東北沖の日本海北北西に進んでいる。北陸地方から北日本日本海側を中心に、5日にかけて猛烈な風が吹き、海は大しけとなる。暴風や土砂災害に厳重に警戒し、高波、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
強い台風21号は、4日午後11時には、秋田市の西の海上にあって、1時間におよそ70キロの速さで北北東へ進んでいる。
台風は日本海を北上し、5日朝には日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みだが、速度を速めながら北上するため、北日本では台風の接近とともに雨や風が急速に強まるおそれがある。温帯低気圧に変わった後も雨や風に厳重な警戒が必要だ。
暴風・高波
4日夜遅くには、北陸地方と東北地方の一部が台風の暴風域に入っているとみられ、海上を中心に非常に強い風が吹き、西日本太平洋側と東日本では大しけとなっている。
台風の接近に伴い、北日本日本海側では急速に風が強まり、5日未明にかけて猛烈な風が吹き、海は大しけとなる。
暴風に厳重に警戒するとともに、うねりを伴った高波、交通障害、停電、果実の落下などの農作物の被害、農業施設の被害にも警戒が必要だ。
5日にかけての予想最大瞬間風速は北日本と北陸で45メートル、関東甲信で35メートル、また予想される波の高さは、伊豆諸島で7メートル、近畿と東日本、北日本で6メートルとなっている。
台風本体の雨雲や台風に流れ込む暖かく湿った空気により、西日本や東日本で激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となっている。
5日にかけては、台風の北上に伴って流れ込む暖かく湿った空気の影響で、東日本から北日本では大気の状態が非常に不安定となり、台風が通過した後も、雷を伴って非常に激しい雨が降る見込み。
5日夜までの予想雨量は、多い所で東海、関東甲信、北海道で150ミリ、北陸、東北で120ミリとなっている。
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
一言コメント
今度の台風はしぶとい。
コメントする