“大学生戦士”三笘が決勝点…森保J、アジア大会白星発進
- スポーツ
- 2018年8月15日
[8.14 アジア大会GL第1節 U-21日本1-0ネパール チカラン]
アジア大会グループリーグ第1節が14日に行われ、U-21日本代表がネパールと対戦。前半7分にMF三笘薫(筑波大)の得点で先制した日本が逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。白星スタートを切った日本は16日の第2戦でパキスタンと対戦する。
日本は3-4-2-1を採用し、GKに小島亨介(早稲田大)、最終ラインは右からDF原輝綺(新潟)、DF立田悠悟(清水)、DF杉岡大暉(湘南)、ボランチにMF渡辺皓太(東京V)、MF松本泰志(広島)、右アウトサイドにMF長沼洋一(岐阜)、左にMF{{初瀬亮}(G大阪)を配置し、シャドーにMF三好康児(札幌)、三笘、1トップにFW上田綺世(法政大)を並べた。
前半7分にいきなり試合を動かしたのは日本だった。渡辺が送った浮き球のパスから右サイドを駆け上がった長沼が粘って折り返すと、ゴール前の三笘が蹴り込んでスコアを1-0とした。その後もボールを保持する日本が押し込む時間帯が続き、同10分と同15分には渡辺のラストパスに反応した上田がPA内から狙うが、ともに枠を捉え切れなかった。
日本の両アウトサイドである右の長沼と左の初瀬が攻め上がると、相手のサイドハーフも最終ラインまで落ちるため、ネパールの最終ラインには6枚が並び、バイタルエリアの人口密度は高くなる。守備に人数を割く相手を攻めあぐねながらも、同25分には立田のスルーパスから上田が裏に抜け出すが、右足から放ったシュートはGKの守備範囲に飛んでしまった。
1-0と日本がリードしたまま後半を迎えても、攻める日本、守るネパールの図式は変わらず。そして守備に人数を割き、体を張った粘り強い対応を見せる相手に苦しみ、フィニッシュまで持ち込めない時間帯が続くのも変わらなかった。同12分には立田のクリアボールから最終ライン裏に抜け出した上田が好機を迎えるが、右足から放ったシュートは相手GKに阻まれてしまう。
1点をリードしながらも、攻撃の組み立てに苦しむ日本は後半20分、初瀬に代えてDF板倉滉(仙台)を3CBの左の位置に投入し、杉岡を左アウトサイドの位置に移した。同22分には決定機を創出するが、三笘のスルーパスから抜け出した上田のシュートは相手GKにストップされてしまった。さらに同28分には上田に代えてFW前田大然(松本)をピッチへと送り込む。
その後もボールを一方的に保持した日本に2点目は生まれなかったものの、ネパールに好機らしい好機を作らせず。後半アディショナルタイムに三好に代えてMF岩崎悠人(京都)が投入されたところで試合終了のホイッスルが吹かれ、日本は1-0の完封勝利を収めた。
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