強い台風13号 関東・東北太平洋側の沿岸を北上
- 政治・経済
- 2018年8月9日
強い台風13号は、関東地方にかなり接近しており、千葉県や茨城県の一部が暴風域に入っている。台風は9日(木)夜にかけて暴風域を伴って、関東から東北太平洋側の沿岸を速度が遅いまま北上する見込み。暴風や高波に厳重に警戒するとともに、大雨に警戒が必要だ。
強い台風13号は、9日午前4時には銚子市の南東約30キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の東側90キロ以内と西側60キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
今後、台風は9日昼前にかけて関東地方の沿岸を北上し、次第に勢力を弱めるものの、9日昼前から夜遅くにかけて暴風域を伴ったまま東北太平洋側にかなり接近する予想だ。台風は速度が遅いまま北上するため、影響が長引くおそれがある。
その後、10日(金)は三陸沖を東北東へ進み、温帯低気圧に変わる見込みとなっている。
千葉県や茨城県の一部が台風13号の暴風域に入っており、関東地方では海上を中心に猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけ、東北太平洋側でも海上を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなっているところがある。
関東地方では9日昼頃にかけて、東北太平洋側では9日夜にかけて、暴風となり、海上を中心に猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなる。東北太平洋側では大しけが10日にかけて続く見込み。
船舶や沿岸施設では重大な災害のおそれがあるため、暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒が必要となる。また、年間で潮位が高い時期となるため、台風接近時を中心に高潮に注意が必要だ。
台風中心付近の発達した雨雲が関東地方の沿岸に接近している。沿岸部を中心に、関東地方では9日昼前にかけて、東北地方では9日昼前から昼過ぎにかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込み。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒すると伴に、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう心掛けたい。
一言コメント
東日本大震災の被害地域を通過しそうだ。
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