地方銀行の不正防止体制、金融庁が立ち入り検査
金融庁が全国の地方銀行に対し、行内の不正や不祥事を点検する「内部監査」を機能させているか立ち入り検査に乗り出したことが6日、分かった。第三者が経営をチェックする社外取締役の実態も調べる。超低金利で地銀の経営環境が苦しくなる中、スルガ銀行や東日本銀行で不適切な営業が判明したことを問題視した。
金融庁はこれまで、地方の財務局と共同で、主に地銀の経営の健全性などについて立ち入り検査してきた。今回は金融庁本体が専門チームをつくり、地銀の内部監査に絞った検査を始めることにした。
全国の地銀106行のうち複数の銀行が対象となっており、すでに首都圏の地銀1行で検査を始めた。内部監査部門が経営陣に対して意見を言える態勢を整えているかや、社外取締役などと適切に連携しているかを中心に調べる。問題点が見つかれば、文書や口頭で改善を促す。
一言コメント
他にも不正が出てこなきゃいいけど。
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