福岡市・天神に“新しい顔” 96メートル高層ビル、再開発の中核地に 19階、ホテルなど複合型
- 経済情報
- 2018年8月4日
高さ制限緩和を活用
福岡市・天神で西日本鉄道(福岡市)が進める福岡ビル、天神コア、天神ビブレの一体的な再開発の計画概要が3日、分かった。天神ビブレを除く福ビルと天神コアを1棟のビルに建て替える。国家戦略特区で認められた建物の高さ制限緩和を活用して高さ約96メートルとし、天神地区で最も高いビルになる見通し。地上19階、地下4階で延べ床面積約10万平方メートル。商業施設やオフィスのほか、ホテルも入る複合型にする計画だ。
福ビル、天神コア、天神ビブレがある「福ビル街区」は、福岡市が掲げる市中心部の再開発構想「天神ビッグバン」の中核地。再開発ビルは天神の「新しい顔」として注目される。建物の高さや容積率緩和など、天神ビッグバンで福岡市が設けているビル建て替え促進策の期限である2024年までの完成を目指す。
天神ビブレは地権者との協議続く
天神ビブレは地権者との協議が続いており、まとまれば福ビル、天神コア部分の計画と一体的な機能を持つよう再開発する方針だ。
福ビル街区を含む天神地区は、航空法に基づき建物の高さが制限され、既存ビルは高さ60~70メートル以下に抑えられていた。国家戦略特区の特例で17年9月に緩和され、福ビル街区は高さ上限が94~100メートルとなった。
現在の福ビルは高さ55メートルで地上11階、地下3階、延べ床面積約4万3千平方メートル。天神コアは高さ50メートルで地上8階、地下3階、延べ床面積約2万4千平方メートル。
西鉄は福ビル街区再開発について、18年度中にスケジュールを固める方針を示していた。
一言コメント
博多はどこまで膨れるんだろう。
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