夏の甲子園、経済効果は約433億円 関西大学の宮本名誉教授が試算
- スポーツ
- 2018年8月2日
第100回全国高校野球選手権大会(5日開幕、甲子園)の経済効果が約433億3256万円に上ることが1日、分かった。関西大学の宮本勝浩名誉教授(73)が試算した。宮本氏は2016年が約344億円、17年は約351億円(ともに大会前推定値)の経済効果だったとしており「今回は過去最高といっていい」と話した。
過去最高額の要因は、出場校が7校増え56校となり試合数が55試合と7試合増、日程も16日間と2日増えたこと。無料だった外野席が大人500円になり、他の席も値上げされるほか、第100回大会で盛り上がっていることなどという。
日程増により入場者数は約12万人増の約97万人に。値上げもあり、入場料収入は前回比ほぼ倍の約8億5000万円。選手や応援の生徒らの旅費や飲食費といった消費支出は約87億円に上る。
さらに、一般観客の消費支出約93億円などを合わせ、直接効果は計約201億円。これに1次波及効果、2次波及効果が加わるという。宮本氏は「以前母校が出場した際、経費集めに関わったが公立高校でもあり苦労した。試算はこのときの金額も参考にしている」と明かした。
また、猛暑について「入場料は値上げしても高額ではないので入場者数に大きな影響はないと考えたが、暑さは影響するという考えもある。反対にビールや飲料などの売り上げ増にも結びつくなどプラスマイナス両方ある」と説明し、試算では影響を除いたとした。
一言コメント
「かちわり」も今年はよく売れるだろうなあ。
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