【ニューヨーク時事】週明け9日のニューヨーク株式相場は、米経済の先行きに楽観的な見方が広がる中、3営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比320.11ドル高の2万4776.59ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同67.81ポイント高の7756.20で引けた。
前週末発表された6月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が市場予想を上回る前月比21万3000人増と堅調な内容で、同統計を好感した買いが優勢となった。
米国と中国は6日、340億ドル(約3兆7600億円)規模の輸入品への制裁関税を互いに発動し、「貿易戦争」に突入。ただ、今回の措置は織り込み済みだった上、米国が貿易問題に対する強硬な姿勢を軟化させるとの見方も浮上し、過度の懸念が後退した。
【時事通信社】
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