中学校の事務職員 PTA会費や修学旅行の積立金を着服
- 公務員
- 2018年6月15日
静岡市清水区にある市立中学校で非常勤の事務職員をしていた男性がPTA会費や修学旅行の積立金、あわせて約700万円を着服したとして、静岡市教育委員会は14日、この男性を懲戒解雇の処分としました。
懲戒解雇されたのは、静岡市清水区の市立中学校の非常勤事務職員で会計を担当していた20代の男性です。
静岡市教育委員会によりますと、この男性は、去年3月までの1年間に、中学校のPTA会費や修学旅行の積立金などを管理している口座から現金を不正に引き出してあわせて約710万円を着服していました。
男性は着服がわからないよう出金伝票の改ざんなどをしていましたが、ことし4月、PTAが行った会計監査で発覚した約20万円の使途不明金をきっかけに着服が明らかになったということです。
男性は着服を認めて「生活費や遊興費で出た借金の返済にあてた」と話しているということです。
男性はすでに全額を弁済していますが、静岡市教育委員会は、公務員にふさわしくない行為だとして14日付けで懲戒解雇の処分としました。
あわせて、この中学校の50代の校長を管理が適切でなかったとして、減給1か月の懲戒処分にしたということです。
静岡市教育委員会の池谷眞樹教育長は「深くお詫びします。事務管理の不徹底が重要な要因で、再発防止に向けて管理を徹底したい」としています。
一言コメント
着服できる環境を作った学校も悪い。
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