ジェフ・ベゾス氏、3300万ドル(約37億円)をDACA学生支援組織に寄付
- 国際
- 2018年1月13日
米Amazon.comの創業者、ジェフ・ベゾス氏とその妻のマッケンジー・ベゾス氏が、米国の移民のための非営利育英事業団体TheDream.USに奨学金として3300万ドル(約37億円)を寄付した。TheDream.USが1月12日(現地時間)に発表した。
右から2番目がジェフ・ベゾス氏、その右は妻のマッケンジー・ベゾス氏、中央の2人が両親(画像:Fred Hutch)
TheDream.USによると、これは寄付としては過去最高額。この奨学金で、1000人のDACA対象者である高校生が米国の大学に進学できるという。
DACAとは、子どものころ親に連れられて米国に不法入国した若者(DREAMers)が、一定の条件を満たせば2年間は合法的に米国で働き続けられるというもの。トランプ政権はこのプログラムを終了しようとしている。
米Bloombergが過去最高の資産家になったと報じたベゾス氏は昨年6月、Twitterアカウントでフィランソロピー(慈善活動)のアイデアを募集した。
同氏は8月に、「多くのアドバイスをありがとう。お陰でフィランソロピーについての考えが変わった」とツイートした。
同氏はTheDream.USの発表文で「私の父は私が16歳のときにOperation Pedro Panの一環で米国に来た。彼は当時1人で、英語が話せなかった。デラウェアの複数の団体の支援を得て米国民になり、今では自ら国に貢献している」と語った。
ベゾス氏の父親、マイク・ベゾス氏はキューバからの移民で、現在は妻とともに教育関連の慈善団体「Bezos Family Foundation」を運営している。
ベゾス氏は10日、約100社の米大手企業のトップが共同で米連邦議会に提出したDREAMers保護の請願書に署名している。この文書には、ベゾス氏の他、Appleのティム・クックCEO、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO、Twitterのジャック・ドーシーCEOなども署名した。
1/13(土) 12:15配信
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