81歳の現役客室乗務員、引退は「考えたくない」 米首都
- 国際
- 2017年12月28日
ボストン発アメリカン航空(American Airlines)2160便が米首都ワシントンに着陸する。ベティ・ナッシュ(Bette Nash)さん(81)が乗客の降機を手伝う。
乗客はナッシュさんと抱き合い、記念写真を撮り、礼を述べる。おなじみの光景だ。
ナッシュさんは60年前から客室乗務員として空を飛んできたが、いまだ非の打ちどころのないスタイル、途方もないエネルギー、そして途絶えることのない笑顔は健在だ。
ダークスーツに鮮やかなスカーフのアクセント、バックできっちりまとめた髪。機長をさしおき、間違いなく機内一のスターだ。
ストライキに合併や買収。ナッシュさんは米航空業界のあらゆる「乱気流」を経験してきた。現米大統領のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が1990年前後に短期間所有していた航空会社トランプ・シャトル(Trump Shuttle)に務めたこともある。
10年前の客室乗務員歴50年の記念の年には、 ナッシュさんが搭乗する便が消防車の放水で迎えられた。通常はベテランパイロットの記念日や新しい機体の初飛行を祝って行われる儀式だ。
「90歳まで働くことはないでしょう」と話すナッシュさん。ただ。引退に関しては「考えたくない!」と言葉を濁した。
ナッシュさんは31日に82歳の誕生日を迎える。【翻訳編集】 AFPBB News
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