「川への転落ないのでは…」 福井の男児不明で家族心境
- 政治・経済
- 2017年12月18日
福井県越前市上太田町の駐車場から9日午後に行方不明になった同市の会社員田中了士さん(30)の長男蓮ちゃん(3)は、17日の捜索でも有力な手掛かりは得られなかった。発生9日目にもかかわらず蓮ちゃんに結びつく物や情報が出てこない中、家族は生存を固く信じ「無事に帰ってくればそれでいい」と帰還を願っている。
祖父の田中康雄さん(54)は「これまで(駐車場そばを流れる)吉野瀬川をくまなく調べてもらったが、靴一つ出てこない。家族としては川に流されたんじゃないという思いは日に日に高まり、確信に近いものになっている」と心境を吐露。雨の中を一人でいる幼子を保護したものの、騒ぎになって名乗り出にくくなった可能性も考え「もし誰かが孫を連れていったならば、とにかく帰してほしい」と訴えている。
17日は警察が100人態勢で事故、事件の両面で調べた。聞き込みは昼夜、駐車場から半径1キロの範囲で実施。捜索は駐車場近くを流れる吉野瀬川流域を中心に行った。また、駐車場近くにある深さ約5メートルの農業用水設備の升について、排水した上で消防が調べたが手掛かりは見つからなかった。
一方、武生商工会議所や武生青年会議所のメンバーは16日に続き、北陸自動車道上下線の南条サービスエリアなどで蓮ちゃんの写真が入ったチラシを配布し、情報提供を呼び掛けた。
情報提供は福井県警越前署=0778(24)0110。
一言コメント
1日も早く見つかりますように・・・。
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