うずらの卵が高騰“日本一の産地”を訪ねた
- 企業・経済
- 2017年11月3日
焼き鳥や串揚げのメニューに欠かせないうずらの卵の価格が、ここ数年上昇している。食品メーカーが一部の商品の値上げを決めるなど影響も出ているが、一方でうずらの卵の新たな魅力をアピールしようという取り組みも行われている。
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■栄養価が高いと言われているうずらの卵。今、価格が高騰しているという。生産量日本一を誇る愛知県豊橋市にある豊橋市場では、卸値が5年前に比べると約2割値上がりしていることがわかった。
■食品メーカーの「キユーピー」は、家庭用のうずらの卵2商品を来月の出荷分から約1割、値上げすると発表。家庭用商品の値上げは実に9年ぶりのことだという。
■うずらのエサとして使われるトウモロコシや大豆かす、魚粉の価格が高騰しているという。外国産のトウモロコシの仕入れ価格は、5年前に比べると2割ほど上がったという。
■エサの高騰は経営にも影響し、去年、コストがかさむうずらの卵の生産から採算が取れる、うずらの肉の製造に切り替えた生産者もいれば廃業した農家もあるという。
■地元の農協によると、全国一位の愛知県内のうずらの生産者は5年前より3割減少し、今ではわずか22軒しかないという。
■新たな取り組みを行う店も出てきており、フランス原産の卵を使ったスイーツ、「カステラ」や「ロールケーキ」を作っているという。
一言コメント
もやしさえ値上げしたことだし、多少の値上げはしかたない。
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