予備校生殺害事件の元少年に懲役22年求刑 検察「残虐な犯行」 福岡地裁公判
- 政治・経済
- 2017年10月18日
2016年2月、福岡市西区の路上で同じ予備校に通う女子生徒=当時(19)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われた元少年の被告(21)の裁判員裁判が17日、福岡地裁(平塚浩司裁判長)であり、検察側は懲役22年を求刑し、結審した。判決は31日の予定。
検察側は論告で元少年は女子生徒に交際を断られたことで適応障害などを抱えていたものの精神疾患ではなく、完全責任能力があると述べた。女子生徒が悪口を言いふらしたと思い込み、勉強に集中できなくなった原因として一方的に恨んだとし、凶器を準備して待ち伏せしたことや遺体に59カ所の傷があったことから「身勝手で残虐極まりない計画的な犯行だ」とした。
弁護側は最終弁論で、15年夏ごろから統合失調症を発症し、周囲からののしられる幻聴が続き、被害妄想を抱いて犯行に至ったと説明。「最初から殺意があったわけではなく、統合失調症の圧倒的な影響による犯行で心神喪失状態だった」として、無罪を主張した。
起訴状によると、被告は19歳だった昨年2月27日夜、帰宅途中だった北川ひかるさんの顔や頭をナイフ2本と小型のおので繰り返し刺したり殴ったりして殺害したとされる。
一言コメント
自分の勝手な行動で若い女性の命を奪っているのだから、統合失調症だの幻聴だの言わずに、潔く罰を受けろよ。
無期懲役でも軽いくらいだ。
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