「グーグル」サポート装い詐欺容疑、男2人を再逮捕 警視庁
- 詐欺・悪徳商法
- 2017年7月27日
インターネット検索サイト「グーグル」を装ったメールを送りつけてスマートフォンなどがウイルスに感染したと思わせ、対策費用として現金をだまし取るなどしたとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、電子計算機使用詐欺と詐欺の疑いで、東京都豊島区南長崎の会社役員、佐藤真(35)と、横浜市港北区新羽町の建築業、山本直樹(52)の両容疑者を再逮捕した。
両容疑者はメール送信時にショートメッセージサービス(SMS)を利用。SMSを使って偽サイトに誘導する「スミッシング」と呼ばれる手口の詐欺事件の摘発は全国初という。
再逮捕容疑は昨年9月~今年1月、岩手県に住む40代の公務員男性にメールを送り、架空のウイルス対策ソフトの販売を持ち掛けるなどし、約3万円をだまし取ったとしている。調べに対し、佐藤容疑者は「黙秘します」と供述、山本容疑者は「全く知りません」と否認している。
同課によると、山本容疑者らが送ったメールにはURLが記載されており、被害者をグーグルとよく似た偽のサイトへ誘導。ウイルス対策を装い、コンビニエンスストアでの現金支払いやクレジットカード情報の入力を行わせていた。昨春以降、同様の手口で約1千人から2千万円以上をだまし取ったとみられている。
両容疑者は、秋田県の30代男性にメールを送り、同様の手口で現金をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺の容疑で今月、警視庁などに逮捕されていた。
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