ハワイ、ホノルルで道路横断中の「歩きスマホ」は違法・罰金へ
- 国際
- 2017年7月19日
ハワイのホノルル議会は2017年7月12日に、道路横断中の「歩きスマホ」を違法とする法案を可決した。7対2の賛成多数だった。
施行されると、ホノルルで道路横断中に「歩きスマホ」をしていると罰金が科せられる。15ドル(約2,000円)から99ドル(約12,000円)で違犯した回数によって異なり、最大500ドル(約6万円)まで。緊急連絡番号(911)は罰金の対象外。ホノルル市長の Kirk Caldwell氏が承認したら施行される。2017年10月から施行予定。なお、イヤホンをつけて音楽を聴きながらの道路横断は違法にならない。
アメリカでは他に2012年にニュージャージー州フォートリーでも道路横断中の「歩きスマホ」が違法になっており罰金54ドル、2014年にはアイダホ州レックスバーグでも50ドル、2回目からは150ドルの罰金が科せられている。
ホノルル議会で法案に賛成したBrandon Elefante氏は「高校生らが道路を横断する際に、スマホばかりチェックしているのが危険で気になった。道路横断中の『歩きスマホ』禁止は、運転中のスマホ使用が禁止されていることの延長」とCNNのインタビューに答えていた。
他にも同じような法案はニューヨークなどでも過去に提案されたが却下されてきた。ホノルルでも反対票を投じたErnie Martin氏は「こんなことよりも、他にやらなくてはならないことがたくさんあるはずだ。ソーシャルメディアでキャンペーンでもやった方が罰金よりも効果的だろう」とコメント。
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