鯖江市議会議長が市税3年分滞納
- 公務員
- 2017年7月18日
6市議が不信任案提出へ
福井県鯖江市議会の小竹法夫議長(市政同志会)が2012〜14年度の市・県民税などを滞納していたことが14日分かった。同市会の市民創世会が同日、市役所で開いた記者会見で明らかにした。同会派の水津達夫代表ら全6市議は小竹議長の不信任案を18日にも提出する意向で、20日の臨時市議会で採決する。
滞納していたのは市・県民税や固定資産税・都市計画税で、滞納額は一時約300万円に上ったという。水津市議は会見で「納税する資産を有していたはずで、議長はもちろん、議員としての資質も疑う」と批判。説明責任を果たすべきだと指摘した。
小竹議長は14日、福井新聞の取材に、知人の借金を肩代わりするなどして経済的な余裕がなくなったためと釈明。今年5月中旬までに滞納分を全額納めたとし「市民に申し訳ない。不信任案は謙虚に受け止め、採決の結果を待ちたい」と話した。
また市民創世会は、小竹議長と同じ会派の玉邑哲雄市議が15年5月にインク代とコピー代計約1万5千円を購入先の店のポイントで支払い、その分を政務活動費として申請していたと指摘。同市議は政務活動費で個人事務所用コーヒーを購入し、会派の経理担当市議に「インク代」と領収書に書かせ申請したことも明らかになっている。
市民創生会は、小竹議長は市会政治倫理推進委に調査を依頼すべきで、この点でも責務を怠っているとした。
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