1600人分の名簿など押収 詐欺未遂の疑い、男女3人逮捕/県警
- 詐欺・悪徳商法
- 2017年7月7日
詐欺グループが拠点にしていた川口市内のマンションから押収された書類、電話など(県警提供) |
川口市内の賃貸マンションの1室を拠点に警察官を名乗ってキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、県警捜査2課と草加署の合同捜査班は6日までに、詐欺未遂の疑いで、いずれも職業不詳の東京都北区王子本町2丁目、男A(25)、幸手市香日向4丁目、男B(34)、さいたま市浦和区領家7丁目、女(24)を逮捕した。3人とも詐欺の電話をかける「かけ子」役とみられる。
逮捕容疑は、氏名不詳の者と共謀して5日、東京都内の無職女性(84)方に、警視庁の警察官を名乗って「口座からお金が下ろされている恐れがあり、キャッシュカードを新しくする必要がある」などと電話をかけ、キャッシュカードをだまし取ろうとした疑い。女性は詐欺に気付いて電話を切った。県警は3人の認否を明らかにしていない。
同課によると、県警が別の事件で同マンションの捜査を進めていたところ、今回の犯行が発覚した。5日、同所を家宅捜索し、犯行マニュアル数枚、電話番号の名簿約1600人分、携帯電話など7台、ノートパソコン1台など約150点を押収。これまでにだまし取られたとみられるキャッシュカードは見つかっておらず、被害額も分かっていない。名簿は東京都、神奈川県などの女性が多いという。
県警は共犯者や余罪があるとみて捜査している。
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