米小学校で発砲、女性教師と児童の計3人死傷 容疑者は自殺
- 国際
- 2017年4月11日
米カリフォルニア(California)州サンバーナーディーノ(San Bernardino)のノースパーク小学校(North Park Elementary School)の教室で10日、男が発砲し、女性教師が死亡した。児童2人も負傷して病院に運ばれたが1人は死亡し、もう1人は重体となっている。容疑者の男は自殺した。警察が発表した。
警察当局は記者会見で、「殺人・自殺事件とみられる」と発表。負傷した児童2人は航空機で地元の病院に搬送されたと説明した。その後警察は負傷した児童2人のうちジョナサン・マルティネス(Jonathan Martinez)君(8)が死亡したと確認した。
警察は死亡した2人はセドリック・アンダーソン(Cedric Anderson)容疑者(53)と、教師のカレン・エレーヌ・スミス(Karen Elaine Smith)さん(53)だと発表した。2人は夫婦だが別居していた。
ノースパーク小学校には幼稚園から6年生まで約500人が通っている。警察のツイッター(Twitter)によると同小学校の児童は近くにある別の学校に避難し、与えられたおやつを食べたり、ゲームで遊んだり、ディズニー(Disney)映画を見たりして過ごしたという。現地の警察署長は、警察は同地域の安全確保のための活動を続けているが、脅威は去ったと考えていると述べた。
サンバーナーディーノでは2015年12月、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に感化されたとみられるサイード・リズワン・ファルーク(Syed Rizwan Farook)容疑者(28)と妻のタシュフィーン・マリク(Tashfeen Malik)容疑者(27)が、福祉施設で開かれていたパーティーで銃を乱射し、14人が死亡、22人が負傷する事件が発生している。両容疑者は警察との銃撃戦で射殺された。
AFPBB News
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