アフガンに71億円新規支援 茂木外相、多国間会合で方針表明
- 政治・経済
- 2021年9月9日
アフガニスタン情勢を話し合う拡大閣僚会合が8日夜、オンライン形式で開かれ、茂木敏充外相がアフガンに対し、水や食料などの分野で新たに約71億円の支援する方針を表明した。
会合は米独の共催で開かれ、日本を含む22カ国の外相らとNATO(北大西洋条約機構)事務総長らが出席。茂木氏は人道危機の回避のため、国際社会が一致協力することが重要だと指摘。アフガンの復興に欠かせない人道支援要員の安全の確保が不可欠とも述べた。
そのうえで、国際機関を通じ、水や食料、農業、教育などの分野への6500万ドル(約71億円)を含め、今年中に総額約2億ドル(約220億円)を支援する方針を表明した。
日本政府はアフガン復興には積極的に関与する方針。先週、カタールのドーハで岡田隆アフガニスタン大使がタリバン幹部と接触した際、食料品や医薬品が不足している現状が伝えられていた。(相原亮)
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